Holiday  クックパッド株式会社  ホリデー株式会社  ボニータ  宇都宮徹壱  谷里穂 
2016年01月25日

気になる女子の素顔を紹介する「bonita!」
「私らしさを一番ストレートに伝えられるのがサッカー」
谷里穂さん (ホリデー株式会社コミュニティマネージャー)

毎回、気になるフットボール女子の素顔をご紹介する「bonita!(ボニータ)」。今回は休日のおでかけプランを共有するサイトとアプリサービスのコミュニティマネージャーを務める谷里穂さんにご登場いただいた。

text and photo by Tetsuichi UTSUNOMIYA

文=宇都宮徹壱

 毎回、気になるフットボール女子の素顔をご紹介する「ボニータ」。今回は東京・恵比寿にあるクックパッド株式会社のオフィスにお邪魔して、「Holiday(ホリデー)」というサービスのコミュニティマネージャーを担当している谷里穂さんにお会いした。クックパッドといえば料理レシピのサイトで有名だが、谷さんはどんな仕事をしているのだろうか。
「私は『Holiday』という、休日のおでかけプランを共有するサイトとアプリサービスのコミュニティマネージャーをしています。今、力を入れているのは、地元の魅力をいかに発信していくのかというワークショップ。北海道から沖縄まで、様々な場所で会員の皆さんと街歩きをしながら、いわゆる観光名所だけではなく、地元の人だけが知っているようなお店やスポットの情報を発信していく活動を続けています」
 大阪府出身の谷さんは、3歳上のお兄さんの影響で4歳からサッカーを始め、ジュニアユース時代には大阪府選抜に選ばれたこともあるという。
「最初はドリブルばかりしていましたが、中学のときはボランチでのプレーに魅力を感じるようになりました。中盤から相手のスペースを突くパスや先を読むポジショニングなど、そうした創造性のあるプレーに魅力を感じるようになりました」
 中学3年のときに、谷さんはJFAアカデミー福島を受験するも合格できず、大きな挫折を味わった。その後はケガが続き、いったんはサッカーから遠ざかってしまう。
「プロになれないと悟った時点でサッカーを続けられなくなりました。それまでずっと練習漬けだったので、サッカーをやめてしまうと週末をどう過ごしたらいいのか分からなくなってしまって。そうした経験が、今の『Holiday』の仕事につながっているのかもしれないですね。その後、高校時代にニュージーランドに1年間留学して、サッカーを再開しました。みんなプロになるなんてことをこれっぽっちも考えることなく、サッカーを心から楽しんでいる。そういう姿を見て『サッカーって、もっと楽しんでいいんだ』と思えるようになりました」
 今はワークショップのため、全国を飛び回る日々が続いている。行く先々で「サッカーをやっていてよかった」と思うことがあるそうだ。
「ユーザーの皆さんとの食事会の席でサッカーの話で盛り上がって、『よし、蹴ろう!』といきなり路上でサッカーが始まったこともありました(笑)。私らしさを一番ストレートに伝えられるのがサッカー。やっぱりサッカーって、コミュニケーションツールなんだなって思います」

ホリデー – 日本最大級おでかけプラン検索アプリ Holiday
http://cookpad.com/ct/92663

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谷里穂(たに・りほ)
1991年11月26日生まれ、大阪府出身。ジュニア時代に川上FC、ジュニアユース時代にヴィスポさやまでサッカーをプレーし、大阪府選抜にも選ばれていた実力の持ち主。関西大学在学中に仲間とともに立ち上げたサービスを企業に売り込み、クックパッド株式会社に採用されて2014年に新卒で入社。サービスをブラッシュアップして同年9月、「Holiday」β版の提供を開始した。現在は、「Holiday」を手掛けるホリデー株式会社でコミュニティマネージャーを務める。

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https://haveagood.holiday





宇都宮徹壱(うつのみや・てついち)

1966年3月1日生まれ、東京都出身。写真家、ノンフィクションライター。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、映像制作会社を経て、97年に「写真家宣言」。フットボールの視点から、民族問題、宗教問題を切り取ることをテーマとした活動を開始した。著書に「ディナモ・フットボール」(みすず書房)、「股旅フットボール」(東邦出版)、「フットボールの犬 欧羅巴1999−2009」(東邦出版)、「松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン」(カンゼン)などがある。 WEBサイト「徹壱の部屋」 http://supporter2.jp/utsunomiya/ 有料メールマガジン「徹マガ」 http://tetsumaga.com/

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